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校外レポ

柔整学科 「全日本実業柔道団体対抗大会」にて臨床実習を行いました

2022.06.06 校外レポ

柔整学科2年生・3年生の総勢20名が、5月28日(土)・29日(日)、広島県立総合体育館・グリーンアリーナで開催された「第72回全日本実業柔道団体対抗大会」に、臨床実習として参加しました。 

この大会は、東京2020オリンピックで金メダルを獲得した選手も含め、日本柔道のトップ選手が集う大きな大会です。 

大会内では、本校のメディカルブースを設置させていただき、選手のケアや応急処置を行いました。試合会場には医師や、広島県柔道整復師会派遣の柔道整復師が配置されおり、その方々の判断を仰ぎながら、実習を行いました。 

新型コロナウイルス感染症の影響で、この2年間、本校では、外部での実習ができない状況が続いていました。この大会が初めての実習経験となった学生の皆さんは、少し戸惑いながらも、選手の皆さんやケガに対して真摯に向き合っていました。 

この貴重な経験は、柔整師として、トレーナーとして、学びの大きな糧になると確信しています。 

以下、この臨床実習を終えての学生の感想を一部掲載します。 

●実習を通じで感じたこと

「全体を通じて感じたことは、柔道大会での怪我の多さです。実習前は、多くても数件かなと思っていましたが、後十字靭帯損傷、肋骨骨折、胸鎖関節脱臼、肘関節脱臼、打撲、出血など症状も幅広く、件数もかなり多くあり、とても学びになりました。」 

「今、授業で習っている基礎知識を、しっかりと理解しながら習得し、実際の現場ごとに自分の中にある知識を組み合わせながら、最善の処置が行える柔整師になりたい、と改めて感じました。」

「色々な外傷がある中で骨折、脱臼なのか捻挫なのかを鑑別する為には、授業で習う事はもちろん、実際に臨床の場に出て、教科書には載っていなくても重要と思うことも、確実に頭に入れておくことが大切だと感じました。これからも色々な場を経験して、適切な処置や指導ができるようになりたいです。」

「実習授業では、包帯やテーピングなどは素早くできますが、いざ患者さんを目の前にすると、焦って何もできないなと思いました。さりげなく話しかけて、顔色を伺いながら適切な施術をするのは、やっぱりかっこいいと思いました。このような臨床実習は、”数が全て”だと、改めて思いました。」

「選手たちのパフォーマンスを少しでも向上できるような人になりたいと思いました。新しい体験で、自分の勉強に対するモチベーションも上がりました!」